月間相続ニュースコラム(2月号) 相続トラブルを防ぐ「家族会議」のススメ 相続に関するトラブルを未然に防ぐためには、家族全員での話し合い、いわゆる「家族会議」が非常に重要です。 しかし、実際には家族全員が集まる機会を作ることが難しく、話し合いの内容が進まないケースも多いです。 家族会議をスムーズに進めるためのポイント 1.タイミングを選ぶ 家族全員が集まりやすいタイミングを見計らい、柔らかい雰囲気で話し合いを始めることが重要です。 例: 年末年始や家族の記念日など。 2.目的を明確にする 「資産をどう分けるか」ではなく、「親の希望を尊重し、家族全員が納得できる形を探す」という前向きな姿勢で臨むことが重要です。 3.専門家を交える 家族間で意見が対立する場合は、 弁護士やファシリテーターとしての専門家にサポートを依頼することでスムーズに進むことがあります。ケーススタディ:遺産分割協議の意外な落とし穴 事例 ある家族が遺産分割協議を行った際、長男が相続税の支払いを考慮せずに不動産を相続する形で合意 しかし、その後、相続税の納税額が高額になり、納税資金が不足する事態に陥りました。 問題点 遺産分割協議の際に、資産の評価額や相続税の負担について十分な話し合いが行われなかったことが原因です。 解決 専門家のアドバイスを受け、他の兄弟から納税資金を一時的に借りる形で対応。その後、不動産を売却して返済しました。 教訓 •遺産分割の際には、相続税の計算や納税方法を事前に確認することが必要です。 •不動産だけでなく、現金や金融資産を含めたバランスの良い分割が重要です。
相続で注目される「空き家問題」とは? 相続財産として空き家を受け継いだ場合、管理や処分が難しく問題が複雑化することがあります。 特に地方の空き家は利用価値が低い一方で、固定資産税などの維持費がかかります。 空き家を相続した場合の対策 1.早期の売却または賃貸 利用予定がない場合、売却や賃貸に出すことで負担を軽減できます。 2.リフォームによる活用 利用価値が低い空き家でも、リフォームや用途変更によって新たな収益源として活用することが可能です。 3.行政のサポートを活用 一部の自治体では、空き家の利活用に向けた補助金制度や専門家の相談窓口を提供しています。 月間アドバイス:生前整理を進めるべき理由 生前整理は、自分の財産や希望を明確にしておくことで、相続人が争わずに済む非常に効果的な手段です。 生前整理を行うメリット •相続人間のトラブルを防止 財産の分け方や遺言書を明確にしておくことで、家族間の争いを未然に防げます。 •資産の無駄遣いを防ぐ 不要な財産を処分することで、相続後の管理コストを削減できます。 •自分の意思を形にする 生前整理を通じて、自分の意向を家族に伝えることができます。 始め方のポイント •財産リストを作成し、所有している資産を整理する。 •不動産や金融資産の評価額を確認し、必要に応じて専門家に相談する。 •遺言書を作成し、公正証書として残す。 まとめ 2月は家族間で「空き家」や「遺産分割」について一歩進んだ話し合いを始める良いタイミングです。 将来のトラブルを防ぐために、少しずつ準備を進めていきましょう。 次号では、「相続時の不動産売却で気を付けるべきポイント」について詳しく解説します。お楽しみに! この記事に関するご相談や、相続の準備についてお困りの方は、 一般社団法人大阪府相続支援協会までお気軽にお問い合わせください!
