月間相続ニュースコラム(3月号) 相続時の不動産売却で気を付けるべきポイント 相続に伴い、不動産を売却するケースは少なくありません。 しかし、売却には思わぬリスクや注意点が潜んでいます。 相続した不動産を適切に処分するために、以下のポイントを押さえておきましょう。 1. 不動産の評価額を正確に把握する 相続した不動産の評価額が適切でないと、売却価格や税金に影響を与える可能性があります。 •固定資産税評価額:毎年送られてくる納税通知書を確認。 •実勢価格:不動産会社や鑑定士に査定を依頼。 2. 相続税申告との関係 相続税の申告期限(相続開始から10か月以内)内に売却する場合は、売却額を申告書に記載する必要があります。 •申告期限を過ぎると追加の手続きが必要になることもあるため注意しましょう。 3. 売却後の税金を考慮する 不動産を売却すると「譲渡所得税」が発生する場合があります。 •特例制度を活用 被相続人が住んでいた不動産を売却する場合、一定の条件を満たすと3,000万円の特別控除が受けられます。ケーススタディ:共有名義の不動産売却がもたらす課題 事例 3人兄弟で相続したマンションを共有名義で所有 売却を希望する長男と、賃貸収入を希望する次男・三男の意見が対立し、売却が進まなかった。 解決方法 1.専門家を交えた話し合いを行い、売却後の利益配分案を作成。 2.長男が他の兄弟から持分を買い取る形で合意。 3.必要な契約書を作成し、トラブルを回避。 教訓 •共有名義の不動産は、売却や運用に全員の同意が必要になるため、事前に方針を統一しておくことが重要です。 空き家売却の前に確認すること 相続した空き家を売却する場合、以下のポイントをチェックしておくとスムーズです。 1.建物の状態確認 老朽化した空き家は、修繕を行うか解体する必要がある場合があります。 •解体費用の相場を事前に確認しておきましょう。 2.地域の需要を把握 空き家のある地域の不動産市場を確認し、需要に応じた適切な価格設定を行うことが大切です。 3.行政の支援制度を活用 一部自治体では、空き家の売却や解体に対して補助金を提供しています。行政窓口で確認してみましょう。
月間アドバイス:相続後の不動産を有効活用する方法 売却だけが不動産の選択肢ではありません。以下の活用方法も検討できます。 1.賃貸運用 空き家や相続したマンションを賃貸に出すことで、安定した収益源にすることが可能です。 2.一括借り上げサービスの利用 不動産会社に一括で貸し出すことで、空室リスクを回避できます。 3.家族での活用 家族の住まいやセカンドハウスとして使用することで、不動産を有効活用できます。 まとめ 3月は年度末で不動産市場が活発になる時期です。 このタイミングを活かして、相続した不動産の売却や活用を検討してみましょう。 売却や賃貸運用を成功させるためには、専門家のサポートを受けることが重要です。 次号では、「相続後の預貯金や保険の活用法」について詳しく解説します。お楽しみに! この記事に関するご相談や、不動産売却の手続きについてお困りの方は、 一般社団法人大阪府相続支援協会までお気軽にお問い合わせください!
