活動レポート

REPORTS

月間 相続ニュースコラム


月間相続ニュースコラム(4月号)

預貯金や生命保険の相続で気を付けるべきポイント

相続財産の中でも、預貯金や生命保険は比較的スムーズに分割しやすい資産です。
しかし、その手続きには注意が必要なポイントがいくつかあります
今回は、これらの財産を適切に活用し、トラブルを防ぐ方法をご紹介します。

預貯金の相続手続き

預貯金は相続時に金融機関での手続きが必要となり、口座凍結や分割方法についての課題が発生することがあります。

注意すべきポイント
1.口座凍結への対応
被相続人が亡くなると、その名義の口座は金融機関により凍結されます。
•対応: 速やかに金融機関に連絡し、必要書類(死亡届、戸籍謄本、遺産分割協議書など)を準備します。
	
2.遺産分割協議書の作成
預貯金を相続人間で分ける場合、遺産分割協議書が必要です。これには全相続人の署名と押印が必要です。

3.必要な支出に備える
葬儀費用や相続税の支払いに備え、すぐに引き出せる現金を確保しておきましょう。

生命保険の相続での活用法

生命保険金は「受取人固有の財産」として扱われ、遺産分割の対象外になります。
そのため、特に相続税対策として利用されることが多い財産です。



活用のポイント

1.非課税枠の活用
生命保険には、法定相続人1人あたり500万円までの非課税枠が適用されます。この枠を活用することで、相続税の負担を軽減できます。
	
2.受取人の設定
生命保険の受取人を誰にするかは非常に重要です。受取人を明確に指定しておかないと、トラブルの原因になることがあります。

3.相続税の計算に注意
非課税枠を超えた部分は、相続税の対象となります。契約内容を確認し、専門家に相談して計画的に進めましょう。

ケーススタディ:預貯金の分割で起きたトラブル

事例
亡くなった父親の口座に多額の預貯金があり、
長男が葬儀費用として引き出そうとしましたが、すでに口座が凍結されていました。
遺産分割協議書の作成に時間がかかり、葬儀費用が一時的に負担となりました。

解決策
•葬儀費用を家族全員で一時的に負担し、後に分割協議で調整しました。
•さらに、生命保険金の一部を葬儀費用に充てることで問題を解消しました。

教訓
口座凍結を防ぐことはできませんが、生命保険金を利用することで一時的な現金不足を回避できます。



月間アドバイス:相続財産の優先順位を考える

預貯金や生命保険は、相続の際に非常に便利な財産ですが、分割や手続きには計画性が求められます。次のポイントを意識しましょう。
	
1.スムーズな手続きの準備
被相続人の口座情報や生命保険契約書を整理し、必要書類を早めに揃えておく。
	
2.家族間での共有
預貯金や生命保険の状況について、家族間で透明性を保ち、トラブルを防ぐ。
	
3.	専門家の活用
手続きが煩雑になりそうな場合は、司法書士や税理士などの専門家に相談することで負担を軽減できます。

まとめ
預貯金や生命保険は、相続人にとってスムーズに利用できる財産ですが、
事前の準備と正しい知識が必要です。この機会に、家族で話し合いの場を設け、必要な準備を進めてみてはいかがでしょうか?

次号では、「土地や建物の相続で起きやすいトラブルと対策」について詳しく解説します。お楽しみに!

この記事に関するご相談や、相続手続きについてのサポートをご希望の方は、

一般社団法人大阪府相続支援協会までお気軽にお問い合わせください!