新築なのに逆流!?
欠陥住宅で発覚した「排水管の勾配ミスによる逆流トラブル」の巻
「新築なのに、どうしてこんなことが起きるの?」
今回ご紹介するのは、見た目はピカピカの新築住宅。しかし、住み始めてすぐに発覚した“見えない欠陥”が生活を直撃したケースです。
■ トラブルの発端は、洗面所の“ゴボゴボ音”
引っ越しからわずか1ヶ月。入居者のBさんが最初に気づいた異変は「洗面台の水の流れが妙に悪い」というものでした。
数日後、トイレを流した際に洗濯機置場の排水口から水が逆流。一気に不安が広がります。
■ 調査で発覚した「勾配不良の欠陥配管」
水道業者による調査の結果、原因は排水管の勾配ミスでした。
本来、排水は自然の流れで下水へと流れるように、配管にわずかな下向きの傾斜(勾配)をつけて施工するのが基本。
ところが今回の住宅では、一部の排水管が“逆勾配”になっており、水が溜まる構造になっていたのです。
■ 「欠陥住宅」は見た目では分からない
この住宅は、建築確認も通っており、一見すると問題のない普通の新築住宅でした。
しかし、基礎内部や床下のチェックが甘い、あるいは施工業者の知識不足・確認漏れにより、排水機能に重大な欠陥を抱えていたのです。
■ こうした欠陥住宅、他人事ではありません
国土交通省の調査でも、新築住宅の不具合で最も多いのが“雨漏り”と“水回りのトラブル”。
とくに近年は、コスト削減や人手不足により、経験不足の職人や下請け業者に施工が任されるケースも増加しており、見えない欠陥が起こるリスクも高まっています。
■ 欠陥を防ぐために知っておきたい3つのこと
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配管・設備検査のチェックリストを確認
→ 勾配、継ぎ目、点検口の有無など、引渡し前に確認。 -
第三者のホームインスペクション(住宅診断)を依頼する
→ 費用はかかりますが、将来の安心を買える大きな保険になります。 -
施工会社・設計者の実績や評判も事前に調査
→ 安さやデザインだけでなく、施工精度にも注目を。
■ まとめ:本当の安心は、見えないところにこそ宿る
家づくりや購入のとき、「外観」や「設備の新しさ」ばかりに目を向けがちですが、
本当に重要なのは構造・配管・基礎など“見えない部分”の施工精度です。
欠陥住宅に泣かないために——
家を選ぶとき、そして住む前に「見えない部分」をチェックする習慣を。
不動産のトラブルでお困りの方は一般社団法人大阪府相続支援協会へご相談ください。